足首と足指に注目して、ケアをしたことはありますか?
足の指は浮いていませんか?この状態を「浮指(うきゆび)」といい、万病の元と言われています。
きちんと足指が使えていない人に限って、使えていないことに気づいていません。
そして関連した足首は「関節の土台」といわれていて、柔軟性がないことで、浮指に拍車がかかり、全身に影響を及ぼします。
それは全身の関節が硬くなり、肩こりや腰痛、そしてボディラインが崩れてしまいます。
慢性的な不調の原因が浮指にあるとしたら、それが簡単なケアで改善できるとしたら、やってみたいと思いませんか?
パッと読むためのもくじ
慢性的な浮指によって起こりうる不調

浮指になるとどんな不調がおこるのでしょうか?
- 全身のむくみ(特にふくらはぎ)
- ひざ痛
- 腰痛
- 前ももの張り
- 肩こり
- 首こり
- 血行不良
など
ざっと書いてみましたが、むくみ・こり・関節痛は土台である「足首」が原因であり、その原因が「浮指」と考えられます。
同時に多くの人がこのような症状に悩んでいます。
他にも足の筋肉(時に前もも・ふくらはぎ・すねなど)が硬くなる、骨盤の傾き・反り腰・冷え性・巻き爪など。
もちろん他にも原因があるかもしれませんが、まずは浮指・足首が動くかどうか確認してみましょう。
慢性的な不調の原因の浮指の原因をチェック

実際、足首・足指がどのくらい動けば正常なの?
なかなか他人と足首・足指の動きを比べたことがない、という方は次のチェックをしてみてください。
当てはまれば当てはまるほど、動いていないく、浮指の可能性が高いです。
- 上記の不調がある
- 足首・足指が意思通りに動きづらい
- 歩幅が小さい
- 足指を使って歩いていない
- 先がとがったパンプスを履く
- 高いヒールを履く
- ひもが長すぎるリュック
- 筋肉量の低下
(足指じゃんけん・足指で物をつかむなど)
ちょっと分かりずらいかもしれないので、具体的なチェック法は足の指に力が入るかどうか。
フローリングに、ティッシュを1枚置いて、足の指の力だけでそのティッシュつかめますか?
もしつかめなかったら、指の筋力が落ちている可能性があ、意思通りに動かなかったり、足指を使って歩いていないことになります。
結果歩幅が小さくなり、ふくらはぎの筋肉が硬直しはじめ、むくみやすくなります。
足指を使って歩いていない人は、その手前の「足の腹」を使って歩いているのです。
裸足になると分かりやすいです。
またむくみやすい原因は「ふくらはぎは第二の心臓」とも言われていますが、老廃物を流すためのリンパのポンプの硬直です。
硬直して動かない状態であれば、ポンプはポンプの役割を果たせず、老廃物を流せずにため込んでしまいます。
だからむくみやすくなるのです。
そして筋肉の硬直は、足もつりやすくなるので、いいことはありません。
慢性的な浮指は美脚から遠のく

浮指・足首が動かないと、なんと美脚になれません。
浮指・足首がスムーズに動かないと、どんな足になるでしょうか。
- ふくらはぎがむくみむ→太くなる
- 前ももの筋肉が発達→太くなる
- ひざ上にむくみや脂肪が溜まりやすくなる→ひざが見えなくなる
関節の土台の足首が硬いということは、股関節にも負担がかかり、硬くなります。
股関節には、下腹部から下の老廃物の出口である「そけい部リンパ」があります。
ということは、下腹部から下の老廃物が出にくいということ。
足だけではなく、お腹ポッコリまたは腰回りの脂肪にも影響してします。
どんどん溜め込んでしまう体になってしまいます。
そして前ももばかり使い、後ろももの筋肉(ハムストリング)を使えないような歩き方をしていると
ヒップが下がってきてしまうので、ボディラインが大きく崩れます。
そして血流が悪くなることで、セルライトがつきやすくなり、より痩せづらくなります。
今まで、どんなにがんばっても、足が痩せなかったという人はアプローチ法を変えてみてはいかがでしょうか。
また前ももの張りは、他にも原因があって、足首・足指が柔らかくても前ももが張っているという人は
胃に負担をかけていないか、確認してみましょう。
前ももは、東洋医学でいう「経絡」で考えると、胃の経絡に当たります。
- 暴飲暴食
- 深夜の食事
- よく噛まない
- ストレス過多
不規則な生活・食事の時間がしっかりとれずに飲み込むように食べるなど
心当たりはありませんか?
ストレスで穴が開く人もいるように胃の負担をかけます。
胃と肩こりの筋肉は、同じ筋膜で覆われています。
なので肩こりにも影響してしまいます。
生活スタイルをダ応しても変えられないのであれば、せめてよく噛むなど
できることからはじめましょう。
慢性的な浮指は自律神経のバランスにも影響

本来動くはずの足首・足指が動かないということは、体にとっては不自然な姿勢を保とうとしている状態になります。
それは体にとって、ストレスがかかり、全身の筋肉が硬直します。
それが肩こり・首こり・背中の張りの原因にもなってくるのですが
そうなると、背骨の隣の脊柱起立筋が硬くなります。
それは何が問題なのかというと、背骨の中に自律神経が通っているから。
近くのものは、お互いに影響されるので、もちろん自律神経も張ってしまい、交感神経緊張型になりバランスを崩してしまいます。
交感神経緊張型になるということは、仕事とプライベートのスイッチのオンオフがうまくいかない状態。
常に気が張っていて、オンの状態。それではうまく休息もとれません。
交感神経緊張型の症状
- 気が張っている
- 血行不良
- 冷え
- むくみ
- 不眠
- 疲れが取れない
- 消化不良
- ホルモンの乱れ
- 月経不順
- 満腹中枢の乱れからくる肥満
- ほてり
- うつ
など
他にも数え切れないほど、たくさんの症状が出ます。
自律神経が乱れるということは、内臓の働きのバランスが取れていない状態。
想像するだけで、いろんな不調が出てきそうですね。
慢性的な浮指をケアして健康と美容を手に入れる

足首・足指が全身に影響することは理解できたと思います。
そのケアの方法を具体的にご紹介します。
- 足指の筋肉をつける
- 足首を念入りにストレッチ
- 普段の歩き方を、足指・足首を使えるように、意識的に大股で歩く
足首の筋肉をつけつためには、まずは動かすことが重要。
小指まで意識を向けられていますか?
- 足指じゃんけん
- ティッシュを足指でひろう
- ティッシュを足指だけで寄せ集める
これを足がつらない程度に繰り返すことが、足指の筋トレにつながります。
そして足首を丁寧に両手を使って動かしましょう。
手を使わずに、足首だけくるくる回すだけでは効果が薄いです。
浮指ケアをして慢性的な不調にならない予防策

予防するためには普段から足首・足指の意識を向けることが大切。
足指の筋肉がついたら、足指で大地をつかみ、蹴り上げるようなイメージで普段の歩きでも足指が使えるようにします。
すると自然と歩幅が大きくなり、後ももの筋肉(ハムストリング」も使えるようになるので、ヒップアップも可能です。
歩幅が大きくなると、足首も自然と動かざる負えなくなるので、いいループに入ります。
自分だけではチェックができない場合、二人一組になってチェックしてもらうのもいいですね!
また食べものは薬膳の食べ物も意識的にとりましょう。
巡りをサポートする
- お酢
- 玉ねぎ
- ターメリック
- 黒きくらげ
- ラッキョウ
体を温める
- さんしょう
- にら
- 唐辛子
- こしょう
今の生活で、できることからはじめてみましょう。