アーユルヴェーダ

消化力が上がる、食事の心構えと食べ合わせ

とても嫌なことがあったとき、イライラしたことがあったとき

やけ食いすることがありませんか?

気分は晴れるけど、翌日胃がもたれたり、体が重だるくなったりしませんか・・・?

そのとき体はどんな状態なのでしょうか。

5000年の歴史のある伝承医療のアーユルヴェーダでは「消化力」を重要視しています。

自分の消化力に合わせた食事をして、体に消化できなかった老廃物をためないことが大事!

消化できなかった老廃物が不調の原因と考えます。

消化力・吸収力に影響しする食べるときの心構え

わたしも気を付けなければならないと、常日ごろから感じていますが

健康や美容に意識が向いているとき

あれはだめ、これもだめ、と制限をかけたり

いいと思えば、そればかり食べる人がいます。

でも「何を食べるか」より大事なことは「どのように食べるか」

食事をした結果の満足感や軽快感をアーユルヴェーダでは大事にしています。

とは言え、食べ物は心や血肉に作用するとも言われているので

やはり「何を食べるか」も大事。

つまり気分を害してまで制限するような心の状態では、いいものを食べてもうまく消化できませんよ!ということ。

悲しみ・怒りは、消化力を「下げる」
楽しい・感謝は、消化を「上げる」

食事は感謝の気持ちを持ちながら、楽しくいただきたいものですね!

そして、食事には十分な時間をかけて、「何を」「どのくらい」食べたいのか、自分に確認しながら食べましょう。

食後も消化するまで、しばらくは座っているのが理想的です。

またアーユルヴェーダでは食事の前後でマントラを唱えることを大切にしています。

日本に置き換えると感謝の言葉の

「いただきます」
「ごちそうさま」

よい言葉の波動が、毎日の生活に影響を及ぼすことを重視しています。

消化力をあげる白湯

健康法として白湯を飲む方もいると思いますが、アーユルヴェーダからきているのはどのくらいの方が知っているでしょう。

乾布摩擦もそうですが、奈良時代に日本に伝わったアーユルヴェーダは、日本の生活に溶け込んでいます。

消化力を上げ、毒素を排出する「白湯」の効果

白湯は【水】と【火】のエネルギーを持っています。

【火】=消化力を高める
【水】=毒素の排出を促す

消化力を高め、毒素の排出を促す「白湯」を飲む習慣を取り入れるだけで

便秘や下痢の解消したり、ダイエットや、肩こりやむくみが楽になったという方も多いです。

というのも、アーユルヴェーダが「最強のデトックス」と呼ばれる所以の「パンチャカルマ」をする前の段階で行う浄化の準備に白湯はとても重要な働きをしてくれるからです。

食事中も、すするように少しだけ飲むと、食事の消化を助けてくれます。

ただし食事の直前に、たくさん白湯を飲んでしまうと、消化酵素が薄まってしまい、逆に消化力を弱めてしまいます。

あくまでも食事中の白湯は「すする」程度に。

消化力を上げる白湯の作り方

①鉄瓶や土瓶に1ℓの水を入れる
②火にかけ、沸騰させる
③ふたをとって、お湯が1/4~1/2になるまで、煮詰める

古典にはそう書いてありますが、10分以上沸騰させて塩素が飛べばいいとアーユルヴェーダの第一人者の上馬場和夫先生はおっしゃいます。
その後、水筒にいれてすこしずつ飲むといいでしょう。

※一度沸騰させた白湯は、沸騰しなおさないこと

消化力をさらにアップしたい人のレシピ

食事の20分前に、
●生姜スライス+レモン汁+塩
●生姜のしぼり汁大さじ1、非加熱はちみつ大さじ1、胡椒またはレモン汁をぬるめの白湯で割る

どれも簡単なので試してみてください。

消化力を上げる食べ合わせ


(写真:カルダモンアイス)

アーユルヴェーダでは、食べ合わせを問題にすることがあります。

でも、それが少量だったり、消化力が高い人であれば問題なく消化できて、消化できなかった毒素が溜まることはありません。

特に牛乳は、たくさんの食材と合わないため食事中に牛乳を飲むことはありません。

実は牛乳と紅茶を一緒にとるチャイは、オススメできない組み合わせで

紅茶のカテキン類が牛乳のガゼインたんぱく質と凝集され、消化吸収されなくなることが知られているからです。

逆に食べ合わせることで、毒性を除去できることもできるのが、アーユルヴェーダのすごいところ。

禁止事項で食生活を縛るのではなく、食べたいものをうまく食べるための抜け道を教えてくれます。

よい食べ合わせ
×唐辛子・クローブ・チリコショウ
×ココナッツ・ライム・レモン
ヨーグルト×クミン・生姜
アイスクリーム×クローブ・カルダモン
×パセリ・コリアンダーリーフ・ターメリック・玉ねぎ
ニンニク×ひいたココナッツ・レモン
玉ねぎ×火を通す・塩・レモン・ヨーグルト・からし菜の種
ジャガイモ×ギーとコショウの実を混ぜたもの
バナナ×カルダモン
アルコール×小さじ1/4のクミンの種を噛む
チョコレート×カルダモン・クミン
コーヒー×ナツメグの粉とカルダモンを混ぜたもの
たばこ×ツボクサ・菖蒲粉・セロリの種

※新版 インドの生命科学 アーユルヴェーダ 農文協 上馬場和夫・西川眞知子著 より抜粋

たばこまで対応策があるなんて・・・驚きです。

自分のよく食べるものだけでも対策を覚えておくといいですね!

先日、表参道のtrueberryでカルダモンのアイスを食べました。(バナナ入り)

アイスクリーム・バナナにカルダモンととてもいい組み合わせになっています。

味もスッキリしていて、とっても美味しかったですよ!

いろいろ大まかなルールはありますが、体が浄化されていて、内観ができるように内なる知性を磨いていけば

本来の自分の体の欲求に従えば、それが正解になります。

「テレビでやっていたから」
「○○先生が言っていたから」

ではなく自分の体に聞いてみてはいかがでしょうか。